プロジェクト・パフォーマンス分析実践講座(東京都) |
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内容 | ソフトウェアプロジェクトの状態を可視化する意義と、問題状態を特定し制御する診断情報の価値を理解します。 ◆日 時:2013年1月23日(水) 10:00-18:00 ◆会 場:社団法人日本情報システム・ユーザー協会 会議室 ◆趣 旨: システム部門は確実に意識の転換を求められています。 日経コンピュータ『第2回プロジェクト実態調査』によれば、800社でのプロジェクト成功確率は31.1%(5年前により、4.4%上昇)です。しかし、成功確率以上に変化したのはその内容であり、成功企業と失敗企業の明暗を大きく分けたのは、「測る」ことです。測る企業は成功確率が2倍に増加しているのです。 ではプロジェクト管理者にとって、毎回異なるプロジェクトの独自性を考慮し、プロジェクト測定ニーズを捕え、プロジェクト目標を達成するためには、どのような管理指標を選定し、測定すれば良いのでしょうか。また、実現可能性の評価とプロジェクト開始後のパフォーマンス分析を行えば良いのでしょうか。その定量化の実践的活用方法が求められています。 しかしながら、ソフトウェア開発プロジェクトにおける測定、およびそのパフォーマンス分析の重要性については、多くの企業が理解しているにもかかわらず、その実践となると一部の企業を除いて、必ずしも十分に行われていないように見受けられます。 本セミナーでは、[1]事実に基づく測定の重要性について理解を深め、ユーザー満足度を高めるにはどうすれば良いのかを考察し、ユーザ満足度と、コスト、品質納期の関係を明確にしてきます。また[2]プロジェクトの管理者が、客観的なコミュニケーションと情報に基づく意思決定の基礎を提供する管理指標の使い方、トレード・オフの考え方、意思決定方法を習得します。そして[3]具体的なケーススタディを通して測定の重要性、客観的事実に基づいた意思決定の重要性について理解を深めていきます。 さらに、[4]プロジェクトパフォーマンス測定・分析の主要テーマの測定ポイントを理解し、最後に、[5]実践的な可視化の仕組み作りについて事例研究を行います。 ◆内 容: 第一章:パフォーマンス測定・分析の重要性(講義) 1. 今日の環境 2. 何故測定が重要か 3. プロジェクトレベルの測定 4. ソフトウェア測定の重要な概念 5. 測定の原則 第二章:パフォーマンス測定・分析の手順(講義、ケーススタディ) 1. 測定計画の作成 (ア) 測定計画の作成手順 (イ) 演習1:情報ニーズの識別 (ウ) 演習2:情報ニーズの対応付け 2. 実現可能性の分析 (ア) 実現可能性の分析手順 (イ) 演習3:実現可能性の分析 3. 実績の分析 (ア) 実績の分析手順 (イ) 主要テーマの測定・分析のポイント [1]スケジュール遅れ [2]工数増大 [3]コスト超過 [4]徐々に増大するユーザー要求 [5]不適切なプロジェクトリスク管理 [6]低生産性 [7]低品質 [8]低い顧客満足度 (ウ) 実践的可視化の仕組み作り(事例紹介) ・エスカレーションの仕組み ・報告書の作成方法 ・ダッシュボードの構築方法 (エ) 演習4:実績の分析 4. 全体講評 ◆講 師:中谷 英雄(なかたに ひでお)氏 (株式会社ピーエム・アラインメント ビジネスコンサルティング部長) 1958年、山口県生まれ。日本ユニシス㈱にて、エアライン座席予約システムなどの開発経験7年。 中央三井信託銀行にて、エアライン分野での開発経験を活かして、年金・証券分野でのプロジェクト・マネジャーとして大規模プロジェクトの指揮・監督、及び合併対応プログラムのPMO活動を行う。 また、社内の品質保証活動(PMBOKの適用、CMMの適用)、見積手法導入・展開に責任者として寄与、及びコンピテンシーモデル構築・導入推進、現在㈱ピーエム・アラインメントにて、企業向けにPMコンサルティング・サービス(PM教育、PMO業務支援、プログラム&ポートフォリオ管理エリアのシリューションを中心にセールス活動、導入支援・コンサルティングに従事)を行う。 JUAS QCD会員、米国PMI会員、IIBA会員、ItSMF会員、ドラッカー学会会員 監修:PMI 日本支部 「PMツールの実践的活用」プロジェクト 翻訳メンバー:PMIプログラムマネジメント標準 第2版 ◆定 員:24名 ◆対 象:プロジェクトのご経験がある方、プロジェクトマネージャーを目指している方、PMOの方(ソフトウェア・システム開発のパフォーマンス分析を中心に行います) ◆参加費:JUAS会員/ITC:31,500円 一般:39,900円(消費税込み、テキスト込み) |
開催期間 | 2013年01月23日 |
有料/無料 | 有料 |
種別 | 研修会 |
テーマ | 経営・管理 |
問い合わせ先 |
社団法人日本情報システム・ユーザー協会 TEL:E-mail: |
詳細ページ | http://www.juas.or.jp/seminar-event/open_seminar/detail.asp?SEMICODE=414102 |
情報提供機関 | 福井県産業情報ネットワーク |
更新日 | 2012年04月20日 |