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【経営をもっと楽しく】 ダイエイエコテック通信 [目次に戻る]

【経営をもっと楽しく】 ダイエイエコテック通信

  • Date: Tue, 20 Jan 2009 10:00:00 +0900 (JST)

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【経営をもっと楽しく】 ダイエイエコテック通信 vol.1 2009/1/20
 発行元: 株式会社ダイエイエコテック
(  HPアドレス:近日公開  )

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皆さま、はじめまして。
ダイエイエコテックによるメールマガジンのスタートです。
「経営をもっと楽しく」(※1)する為の情報を毎月お届けしていきます。

※1:近日公開予定の弊社ウェブサイトで、私たちのコンセプト:「経営をもっと楽しく」を説明する予定でいます。もしご興味がありましたら、そちらにもアクセスして下さい。)

さて平成21年が幕を明け、半月と少し過ぎたところ。

もうすっかり日常の流れを取り戻し、

慌しい毎日が始まっている…そんな方も多いことと思います。

しかし‘新年’というのは、時間の流れは変わらないのに、

不思議と厳粛で新鮮な心境になるもの。

経済の変動、情勢が激しく、また厳しい状況の中では、

この新鮮で凛とした視線を保っていくことが大切かもしれません。

‘まどわされない’、‘ぶれない’、そんなイメージが持てます。

この時期しか味わえない、この心境。

自分の軸足や次の一歩を見定めなくてはならない状況の今、大事にしたいですね。


::: 目次 ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

1.経営がもっと楽しくなるプチ情報
   −高くジャンプするための「ビジョン」

2.もっと知りたい!特集記事1
   −ISO9001:2008

  もっと知りたい!特集記事2〔連載記事:1/2〕
   −社員の情報セキュリティ意識を高めるには?

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1.経営がもっと楽しくなるプチ情報
   −高くジャンプするための「ビジョン」
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このパートでは経営スピリット&経営テクニックを解りやすく、
そしてシンプルに考えることで、
企業経営が“もっと楽しくなる”方法をお届けします。
それでは早速スタートです。

ご存知のように、リーマンショックに端を発する景気後退は
“派遣切り”や“内定取消”を招き、それでも尚、経営を赤字へと陥れる勢いです。
急激な環境変化に多くのリーダー、マネージャーが暗闇迷走を余儀なくされ、
中には足元の資金繰りで精一杯の企業もあります。
他のニュースを観ても暗い話題が多いご時世ですが、
中には光明となるニュースもあります。
オバマ新大統領の誕生、中国をはじめとする新興国の経済成長(景気の影響を受けているとはいえ、中国の09年のGDP伸び率予想は8−9%と驚異的)などです。

今の経済状況を鳥瞰すると、
景気はもう一度高くジャンプするために、
かがみ始めているところと言えるわけです。
他社並みにジャンプするのか、他社よりも高くジャンプするのか、
それとも足元をすくわれて転んでしまうのか。
私ならばもちろん、他社よりも高くジャンプしたい!

そこで今回は高くジャンプするために、
必要な経営スピリット&経営テクニック:「ビジョン」を考えてみます。

釈迦に説法かもしれませんが、用語の意味を復習しておきます。
「ビジョン」には“自分達が望む未来のイメージ”という意味があります。
例えば、昨年社名変更したパナソニックには
「ユビキタスネットワーク社会の実現」「地球環境との共存」、
地元福井県のセーレンには「繊維産業から情報産業へ」というビジョンがあります。
用語の意味によれば、
いずれの会社もそうなりたいと望んでいることになるわけです。

この「ビジョン」には部署やメンバーの間に共通認識をつくり出し、
チームの結束力を高める働きがあります。
そのため多くのメンバーを抱える大企業では
経営環境の変化や内部状況に合わせて「ビジョン」を描き、
定期的に見直しを行うことで、
他社よりも高く、早く、そして確実に変革を成し遂げようとするわけです。

このような理解が一般的なのですが、
「ビジョン」にはこれ以外の隠れた働きもあります。
1つ目はメンバーの前向きな思考を促し意欲を駆り立てること、
2つ目はメンバーの変革能力を高めることです。
しかしそのために必要なのが、メンバーを鼓舞し、
組織の結束力・団結力、経営や組織への求心力を強める、
ヨシッ!何としても成し遂げようと思わせる「ビジョン」の存在です。

こんな要求をしてしまうと、
どんなフレーズが良いのかと表現に凝り出す方を見掛けますが、
実はここに落とし穴があります。
表現自体は象徴的なものですから、あまり凝る必要がありません。
シンプルかつ明快であれば十分です。
大切なのはメンバーがそのフレーズに次のような意味や価値を見出すことです。
換言すると、ビジョンを創り上げるプロセスが重要になるというわけです。

1.ビジョンがメンバーの共有財産であること
→ビジョンがチームワークや信頼関係のシンボルになっていること

2.ビジョンによって使命(ミッション)に近づけること
→ビジョンが使命を果たすための通過点であること

3.ビジョンが仕事への誇りを再起するものであること
→ビジョン実現がメンバーにやりがいを感じさせること

私は職業柄、「ビジョン」や方針などを標榜している企業にお目に掛かりますが、
高い確率で“お題目”や“絵に描いた餅”と化しているようです。
リーダーやマネージャーはメンバーを鼓舞し、
組織の結束力・団結力、経営や組織への求心力を強めるつもりで描いたわけですが、
フレーズの表現に凝り過ぎたか、
「ビジョン」を説明・解説と称して押し付けてしまった結果でしょうね。

“意味や価値のないものに情熱は注がない”

リーダーやマネージャーは
この人間行動の原理原則を忘れないようにしたいものです。

最後に今回のおさらいと実践テクの紹介です。
他社よりも高くジャンプするには、
上述した1〜3に沿って、
メンバーにとって意味や価値のある「ビジョン」を描くこと。
そして、そのために実践すべきことを3つ書き出し、毎日確認しましょう。
そして結果と変化を確かめながら、
一つ一つに深い思慮と忍耐力を持って取り組みます。
この試みは必ず成果となって現れるはずです。



次回のテーマは「誇り(プライド)」です。



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2.もっと知りたい!特集記事1
   −ISO9001:2008
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このパートでは世間を賑わせている関心事にフォーカスを当て、
特集でありながらも内容を凝縮することで、
知りたい情報をコンパクトにお伝えしていきます。
初回は昨年末に改訂された
ISO9001(品質マネジメントシステムの要求事項)についてです。

昨年末、ISO9001が改訂されました。
ISO9001:2000の要求事項の意図(*2)を変えずに、
要求事項の明確化、曖昧さの除去、
ISO14001:2004との両立性向上を目的としています。
主な変更点は次の通りです(当社の主観)。

・【全般】
「identify(特定する)」という表現を減らし、
「determine(シッカリ検討して明確に決める)」を採用。
特定するだけに終わる形式的な取り組みを排除するためです。

・【6.2.2力量、教育・訓練及び認識】
必要な力量へと到達することが重要である点が強調されました。
教育・訓練等を実施しても必要な力量に到達していなければ、
何らかの処置が必要となります。
教育・訓練等の実施者の責任が明確になったと言えます。

・【7.3設計】
レビュー、検証、妥当性確認の関係性が明確になりました。
サービス業や中小企業では、
それぞれが必ずしも独立して実施されないためです。

・【8.2.1顧客満足】
「顧客がどのように受け止めているかについての情報を監視」について、
例示が注記として明示されました。

対応として、「意図が変わらないのであれば、システムは変更しなくてもよい」
と考えてしまうのはやや危険です。
中には意図を読み違え、誤解をしているケースがあるからです。
発行から2年の猶予期間が設けられていますので、
それまでの間にISO9001:2008への適合を再度検証し、
修正する必要があるでしょう(詳しくは審査登録機関にお問い合わせ下さい)。

結果的に規格ユーザーにとって今回の改訂は作業負担が少ない一方で、
“十分理解している”との理由から発展的に削除された条文もあったため、
移行作業とは別に理解内容を整理しておいても良さそうです。

*2:規格要求事項の背景にある明文化されていない考えや思い



次回のテーマは「国内排出権取引制度」です。



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2.もっと知りたい!特集記事2〔連載記事:1/2〕
   −社員の情報セキュリティ意識を高めるには?
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多くの企業でコスト削減が緊急課題となる中、
直接的には利益を生み出さない
情報セキュリティの取り組みは優先順位が下がるもの。
しかし、こんな状況下でも情報セキュリティが不要になるとは言えません。
情報セキュリティ上のリスクは攻撃を待ってはくれないからです。
また経済や社会が大きく揺れる今だからこそ、
信用や信頼を築く、恒久的で芯のある取り組みに注力する時だと考えます。
「環境」や「安心・安全」のための取り組みがそうと言えるでしょう。
そしてここでテーマにしている情報セキュリティの確保も
そんな安心・安全のための取り組みの一つです。

ところで、情報を取扱う社員の情報セキュリティ意識が醸成されないまま
個別対策を行っても、土も耕していない荒れた土地に種を蒔くようなもの。
芽を出さなかったり、
仮に芽を出しても根、茎、葉がひ弱にしか育たなかったりします。

そこで社員の情報セキュリティ意識を生む起爆剤『情報セキュリティ基本方針』
(今回)と情報セキュリティ意識を維持・向上させる栄養源『情報セキュリティ教育』(次回)について考えてみます。


**************

【情報セキュリティ基本方針】

皆様の会社では情報セキュリティの基本方針を策定されていますか?                   
‘策定’と言ってしまうと、文書になったものや、
会社HP等で公開されているものを真っ先に思い浮かべますが、
方針とは「目ざす方向」や「進むべき路」という意味ですから、
より広い見方をすれば文書でなくても構いません。
大切なことは方針が社員の間に浸み渡っていることです。

でも、どのような方針なら社員に浸み渡ってくれるでしょうか。

1)ステイクホルダーの重要性

2)情報セキュリティの重要性

3)ステイクホルダーと情報セキュリティの関係

4)トップのコミットメント(誓約)

これら4つがハッキリしていることで、
メンバーは情報セキュリティに取組む意味や価値を頭で理解できるようになります。
ですがこの時点でメンバーはまだ方針に対して半信半疑です。
また、どんなにインパクトのある方針でも、
かなり高い確率で次第に忘れてしまうものです。

そこでトップやマネージャーが方針を率先して実践して見せたり、
折に触れ、様々な情況(社員にとってリアルなこと)と絡めて伝える、
そんな工夫が大切になるわけです。
工夫を積み重ねれば、次第に意味や価値が明確になり、
取り組みへの意欲がむくむくっと湧いてきます。
起爆剤になるかどうかは方針を掲げた後の取り組み次第というわけです。

気持ちの部分の醸成や統一…、実はこれが最も難しいことかもしれません。
しかしやはり近道はないもの。
地道に、真摯に取り組んでいくことが成果への一歩です。



次回の「教育」編で情報セキュリティ意識の定着についてさらに考えてみましょう。



お読み頂きありがとうございました (^―^)/




「経営をもっと楽しく」

株式会社ダイエイエコテック

福井県越前市白崎町73-1-3

TEL. 0778-24-4624  FAX. 0778-24-4626

(HP address:近日公開予定)

コンサルタント/佐竹悟のブログ『再出発!経営コンサルタントの奮闘記』

(address:http://ameblo.jp/strength-of-its-numbers/)


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