「中小ITベンダー人材育成優秀賞」応募受付開始 ~中小ITベンダーにおける優れた人材育成の仕組みを表彰~ |
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内容 | IPA(独立行政法人情報処理推進機構)は、表彰制度「中小ITベンダー人材育成優秀賞」の応募受付を開始しました。 「中小ITベンダー人材育成優秀賞」は、年一回、中小ITベンダーにおける優れた人材育成の取り組みとその成果を評価し、最大3社の優秀賞を選定します。また、その中で特に優れた取り組みがあった場合にはその1社を優秀大賞として選定します。本賞は中小ITベンダーの活性化により、日本のIT力向上に資することを目的とし実施するものです。 わが国の中小ITベンダー企業の多くは大手ベンダー企業の下請けとしての役割を担ってきましたが、昨今の新興国の台頭による国際競争激化の影響を強く受けています。そして、自社の人材育成に真剣に取り組まなければ、業績に影響することを理解しつつも、人材育成のコストやメリットが不明確なため取り組みに消極的な傾向にあります。5月20日に公開した「IT人材白書2010」のIT人材動向調査によれば、従業員300名以下の中小ITベンダーの50%以上が、オフショア開発が自社に与える影響について「競合先の増加により、業務の受注が難しくなっている」、また101名以上300名以下のベンダーの61.1%が「下流工程での競争激化により、上流工程へのシフトの必要性を感じている」と答えました。しかし一方で300名以下のITベンダーのITスキル標準の活用率は大手企業と比べ低く留まっており、その理由として「活用のメリットが分からない」、「導入・運用のコストが確保できない」などを挙げています。 「中小ITベンダー人材育成優秀賞」は中小ITベンダーの活性化を促すことにより、日本のIT力向上およびグローバル人材の競争力強化に貢献することを目指し創設したものであり、以下のような取り組みを行っている企業を選定し、その事例を広く紹介することを目的としています。 1.経営戦略に即したIT人材育成の取り組みを、スキル標準を活用して組織的に実践している。 2.その取り組みがIT業界の産業構造の変革に対応している。 3.その結果、企業組織全体が活性化されている。 ◆応募企業のメリット (1)自社の人材育成状況の客観的判断が可能となります。 ・一次審査の設問への回答を通じて、人材育成に関する基本の確認が可能となる ・公開される応募データの集計結果から人材育成に関する自社のポジションが確認できる (2)その他 一次審査を通過して二次審査を受ける企業は審査員からの講評が得られる など ◆表彰内容 優秀大賞 (優秀賞の中から特に優れた取組みと認められた企業) 優秀賞 3社以内 ◆募集対象企業 「中小企業の新たな事業活動の促進に関する法律」で規定する下記の業種分類と規模の企業とします。 業種分類:ソフトウェア業または情報処理サービス業 規模:資本金の額又は出資の総額 3億円以下 又は、従業員の数 300人以下 (応募時点) ◆審査基準 (1)IT人材育成計画の裏付けとしての経営戦略(方針) IT業界の変化を見越した経営戦略であること 人材育成に経営層の強いコミットメントがあること 末端社員にまで企業のIT人材育成に関するポリシーが浸透していること (2)IT人材育成計画の実施 仕組み(スキル標準の活用) 実績 ◆審査の流れ (1)送付された応募書類の一次審査で10社程度を選定します。 (2)委員が現地審査に訪問し、応募書類の根拠資料等の提示をお願いし、インタビューを実施します。 (3)現地審査結果を表彰委員会で検討し、受賞企業を選定します。 |
募集期間 | 2010年05月27日 〜 2010年06月30日 |
種別 | コンテスト・表彰 |
問い合わせ先 |
IPA(独立行政法人情報処理推進機構) IT人材育成本部 ITスキル標準センター 渡辺/日比野/島田 TEL:03-5978-7544 FAX:03-5978-7516 |
詳細ページ | http://www.ipa.go.jp/about/press/20100527.html |
情報提供機関 | 福井県産業情報ネットワーク |
更新日 | 2010年06月03日 |