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スクラムネット メールマガジン

  • Date: Fri, 8 Jun 2012 18:00:01 +0900 (JST)

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               メールマガジン スクラムネット
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    【配信元】福井県発達障害児者支援センター スクラム福井 

平成24年度、スクラム福井では、メールマガジン「スクラムネット」を
配信することになりました。多くの方に情報提供できればと考えてお
りますので、「スクラムネット」のことを、PRして頂きたいと思います。

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【創刊のご挨拶】

● 日頃は、発達障害児者支援センターの運営に、ご支援・ご協力
を賜りまして、感謝申し上げます。年度当初は、4月から配信予定
をしていましたが、メールマガジンの記載内容を確認しないまま、ホ
ームページに掲載してしまいました。関係機関の方々にご迷惑をお
かけし大変申し訳ありませんでした。改めまして、6月号を創刊号と
して、配信させていただきます。宜しくお願い申し上げます。
メールマガジンの記載内容は、発達障害に関係する学識経験者や
関係機関の方々からの「エッセイ」、保育士を対象とした「事例で考
える発達障害児へのワンポイント」、発達障害に関係する団体から
の「情報・話題提供」、発達障害に関係する「セミナー・研修会」など
を掲載していきたいと思っています。
 メールマガジン「スクラムネット」を、関係機関や団体、保護者の
方にPRして頂きたいと思います。

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【リレーエッセイ第1回】

第1回目は、福井大学子どものこころの発達研究センターで、発達
障害児の早期発見とその対応の研究をされています「Age2企画」
の友田明美教授にお願いたしました。次は、友田先生からのご紹介
の方にお願いする予定です。

●「子ども時代に受けた ”癒やされない傷”に挑む」
福井大学子どものこころの発達研究センターAge2企画 友田明美

皆さん、初めまして!福井大学病院子どものこころ診療部で小児科
医として、子どもの発達に関する診療をしている友田と申します。昨
年6月、縁あって自然豊かな福井に熊本から参りました。まずは自
己紹介をさせてください。
私は、人間に対する興味から人間を対象とする「医学」を学びたいと
思い、32年前に医学部に入りました。昨年5月までは熊本大学病院
発達小児科で准教授の職に就いていましたが、福井大学に新しくで
きた「子どものこころの発達研究センター」で昨年の6月から教授とし
て働いています。研究テーマのひとつは「児童虐待の脳とこころの
発達におよぼす影響」。私がこのテーマを選んだのは研修医のとき
でした。鹿児島のある病院で、脳内出血の子どもが救急外来に運ば
れてきた。全身にはタバコによる火傷の跡。救命措置を施し、集中治
療室で3日間寝ずに看病しましたが、その子は助かりませんでした。
無償の愛を注ぐべきはずの親が、子どもに対してなぜこんなにもひ
どい仕打ちをするのか。私はこの問題を何とかしたいと思い、研究を
始めたのです。
最近分かってきたのは、児童虐待を受けることで脳の大事な部分に
「傷」がつく、ということです。この傷がずっと続くから、虐待を受けた
子どもは大人になっても辛い思いをする。今後は、この傷をどうやっ
て治していくか、そのことを目指して研究を続けていきたいと思いま
す。いまは、大学の院生さんやハーバード大学の研究者たちと一緒
に、MRIという、脳の画像が撮れる機械を使って発達障害の子ども
たちの脳について調べています。

私は福井に来て、色々な分野の人たちと仲良くなりたいと考え実践
しています。同じような考え方の人とだけ集まってしまうと、どうして
も思考が凝り固まってしまう。異なる分野の人たちが集まるからこそ、
思いがけないところからヒントが浮かんでくるのです。私は医者をや
っていますが、薬学や工学、教育学、心理学など、様々な分野の人
たちといつも仕事をしています。医学だけでできることは多くありませ
ん。これからは学際的に、つまり色々な学問分野が集まって、問題
を解決する時代なのです。これからも色々な力を借り、福井の皆さ
んの子育てを小児科医の立場から支援していきたいと考えています。
皆さん、福井県民新入生を今後ともどうぞ宜しくお願いします!

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【保育士のための事例で考える発達障害児へのワンポイント】

続いてお送りするのは保育士のための事例で考える発達障害児へ
のワンポイントです。園でのいろいろな活動のなかで、保育士さんた
ちが気がかりになることも多いと思います。具体的な支援法を身に
つけるために、さまざまな事例を学習して取り込んでいくことも大切
です。以下事例を参考に、少しでもお役にたてていただければと思
います。

●事例:言葉の遅れがある子どもなので、少しでも言葉数を増やし
てあげたいと思いますが、なかなかうまくいきません。どのようにした
らよいですか?

●言葉よりコミュニケーションを身につける
発達障害の症状には個人差があります。特に違うのが知的障害の
程度で、人によっては、会話のできるほどの言語能力をもっているこ
ともあります。自分自身のことを表現したくても、具体的な言葉を見
つけるのが難しい場合、正しい言葉を探すのに、とても長い時間をか
けて考えなければならない場合もあります。それぞれの力に応じた
療育をする必要があります。言葉を教えるのも大事なことではありま
すが、それが難しい場合には、言葉に限らずコミュニケーション全般
を教えることが大事です。もっと大切なのは、子どもの気持ちを理解
することです。そのために、言葉以外の役立つものは、どんどん活
用していきましょう。
発達障害の子どもや、中等度や重度のコミュニケーション障害の子
どもには、しばしば問題行動がみられます。なぜなら、彼らは周りの
世界を理解できず、自分の要望をうまくかなえることができないから
です。問題行動の原因として、コミュニケーションの問題が占める割
合は非常に高いです。
言葉以外のコミュニケーション手段として、もっともよく使われるのは
イラストです。視覚的にうったえかけると、子どもは比較的反応しや
すくなります。中には、動作で表現したり、大きな音で希望を伝えよう
とする子もいます。「絵や写真」(人の写真に名前を書いて覚えさせ
たり、ものをイラストで教えたりする)、「記号」(AやBなどの記号
や色を使って、ものの区別をつけさせる)、「動作」(子どもの動作か
ら、要求の有無をみわける)を使ってコミュニケーションに活用しま
す。成長
しても、言葉のない方もいますが、コミュニケーションが取れれば、
生活を穏やかに過ごすことが出来ます。

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【情報・話題提供】

今回は、福井県自閉症協会事務局長の松浦好美様に、福井県自閉
症協会のご紹介・ご案内をお願い致しました。

● 福井県自閉症協会事務局長 松浦好美
 弊協会では、自閉症スペクトラムを正しく理解するための勉強会や、
自閉症スペクトラム児者や家族が地域で活き活きと暮らすための活
動を、支援者と共に行なっています。
 幼少期学童期本人支援、中高生本人支援、就労支援、きょうだい
支援の活動。また保護者同士の情報交換会・相談会を開催していま
す。
 さて、お散歩好きな子どもにいつもつきあうのは大変ですね。どうし
てもお散歩に行けない時でも子どもの機嫌が悪くならない方法として
「行った気分でお散歩ビデオ会」はいかがでしょうか。お散歩に行った
時に子どもの目線でビデオを回しておくだけ。以外とおとなしくビデオ
を見ながら、お散歩気分を味わっているようです。おためしくださいね。
悩みを共有できる仲間がいること、相談できる支援者がいることは、
とても心強いことです。本人が今やれることを、みんなで支援してい
きたいですね。


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【セミナー・研修会などの案内】

それでは今年度開催予定のセミナー・研修会予定の情報について
お知らせいたします。

○福井県自閉症協会主催セミナー
 「きょうだいにも目を向けよう」
主催:福井県自閉症協会
日時:平成24年6月24日(日) 14:00〜16:00
場所:福井県青少年センター
講師:川谷正男氏(福井大学医学部小児科講師)
申込は福井県自閉症協会まで
TEL:090-3886-3093(担当:高塚まで)
※詳しくは スクラム福井HP 他機関の研修会のご案内 をごらん
ください。

○福井県こども療育センター 平成24年度療育研修会 
※内容につきましては スクラム福井HP 他機関の研修会のご案内
 案内資料をごらんください。研修会予定日や講師、テーマについて
ご案内しております。詳細についてのご連絡はこども療育センター
「連絡・担当者」までお問い合わせください。

○子育てが楽しくなる講座 
主催:立命館大学文学部応用人間科学研究科
日時1:平成24年6月24日(日)・7月1日(日) 10:00〜16:00 
日時2:平成24年7月29日(日)・8月5日(日) 10:00〜16:00
※2日間で1講座。どちらか希望の日時をお選びください
場所:福井市地域交流プラザ(AOSSA内)
申込は 立命館大学文学部(谷研究室) まで
TEL:075-466-3245
※詳しくは スクラム福井HP 他機関の研修会のご案内 をごらんく
ださい。

○ちち☆ははサポートクラブ
スクラム福井では、発達障害のお子さんを育てられている親御さん
たちの集まりを定期的に開催いたしております。日ごろのお子さんの
様子や子育ての悩み、保育所や学校のことなどを語り合う場を提供
し、親御さんの仲間づくりのお手伝いができれば・・・と思っています。
主催:福井県発達障害児者支援センター スクラム福井
7月4日(水):福井(県図書館)
7月5日(木):勝山(すこやか)
7月13日(金):敦賀(あいあい)
9月12(水):福井(県図書館)
9月13(木):大野(結とぴあ)
9月14日(金):敦賀(あいあい)
各会場とも10:00〜12:00までのお時間となります。
※詳しくは スクラム福井HP ちち☆ははサポートクラブ をごらん
ください。
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発行 福井県発達障害児者支援センター スクラム福井
お問い合わせ info@scrum-fukui.com
ホームページ http://scrum-fukui.com/
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