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　　▲　　　空き家とひとをつなげることで　まちの活性化を！
　▲■▲　　空き家社会活動家のための空き家問題解決の方程式
　　　　　　「空き家のコト」
　　　　　　〜令和5年住宅・土地統計調査　調査の結果　速報集計でました！〜
　　▼　　　NO.281　2024.05.08
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いつもメールマガジン空き家のコトをご覧いただきありがとうございます。

ふるさと福井サポートセンター

理事長　北山大志郎（きたやまたいしろう）です。

今日もお付き合いのほどよろしくお願いいたします。


ニュース報道でご覧になった方も多いと思います。

総務省が発表した

「令和5年住宅・土地統計調査　調査の結果　速報集計」


https://www.stat.go.jp/data/jyutaku/2023/tyousake.html


空き家が900万戸過去最高と報道されました。

その中でもみなさんが気になるのは

都道府県ごとのランキングですね。

空き家数でいうと東京都がダントツに多く

ついで大阪府、神奈川県となりました。

これは住宅総数からいうと

大体は想像つきますよね。


一方で空き家率はどうかとなると

和歌山県と徳島県が多くなりました。

そしてもうひとつ注目すべきなのは

いままでその他の空き家という表現だったのが

呼び名が変わった

「賃貸・売却用及び二次的住宅を除く空き家」

です。

いわゆる

「放置された空き家」（全てではないですが）

を指しています。

この数字が私たちのような空き家マッチング等

活動しているものにとって

気になる指標です。


中でも率については気になるところ

率が高い順　ワーストランキングで行くと

下記のものになります。

１、鹿児島県　13.6

２、高知県　　12.9

３、愛媛県　　12.2

３、徳島県　　12.2

５、和歌山県　12.0

といった感じです。


この数字よりも

もう少し深掘りした数字を

今回はご紹介したいと思います。

それは5年前からの増減率ランキングです。

5年ごとに調査されるこの数字ですが

5年前とどう変わったか

ここが私たちが注目すべき数字じゃないかと思うのです。

5年前からどう空き家対策をしっかり打ってきたか

ここが大事なところかと。

何も対策を打たなければ

どんどん空き家は増えていく

これは人口減少と新築志向の特性からも

ある程度想像できます。

そんな中どれだけ対策成果が出たか

ここを本当は知りたいところですが

残念ながらこの比較は

どこのメディアもしていなかったので

あえて空き家のコトで発表しましょう。


対象データは2018年と2023年の

その他の空き家

今回からは呼び名が変わった

賃貸・売却用及び二次的住宅を除く空き家

の増減率の比較です。

勝手に命名しますが

空き家対策がんばった都道府県ランキング

（）内は前年度のその他の空き家率

１、福岡県　　99.7（4.9）

２、広島県　　99.8（8.0）

２、熊本県　　99.8（7.9）

４、沖縄県　　99.9（4.1）

５、神奈川県　100.0（3.3）

５、山梨県　　100.0（8.7）

５、北海道　　100.0（5.6）

８、宮城県　　100.1（4.6）

９、高知県　　100.1（12.8）

９、香川県　　100.1（9.6）

９、佐賀県　　100.1（7.6）

９、京都府　　100.1（6.1）

９、大阪府　　100.1（4.5）

こんな感じになりました。

ここで注目すべき点は

前年度のその他空き家率の数字です。

（）内にあるものです。

この数字が少なければ少ないほど

空き家率は低いというコトです。

逆に高ければ高いほど

空き家対策に対して結果が出た都道府県として

考えてもいいのではないでしょうか

そういう理屈で行くと

注目すべき都道府県は


高知県と香川県です。


特に高知県は前回調査では

12.8%だったのが12.9%へ

若干の増ではありますが

このランキングで唯一

１０パーセントを超えている都道府県と

考えると大きな躍進ではないかと思うわけです。

空き家対策を打って

結果が出るまでには

相当の時間が掛かるもの

いち早く取り組んだ結果ではないかと

今回の結果を見て感じました。

まだまだ続く

空き家問題

数字が全てではないですが

気を引き締めるいいきっかけになりました。

みなさんの地域の数字はどうですか？

ぜひこの数字しっかり読み込んでみてください。


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