トップ
イベント・研修
公募・募集
報告書・データ類
ビジネス
公的機関
県内企業
お役立ちリンク
メルマガ
ML
掲示板
メルマガの利用について
メルマガ一覧
メルマガの開設方法
利用者ガイド
開設者ガイド
管理者ログイン

バックナンバー

スクラムネット [目次に戻る]

スクラムネット メールマガジン

  • Date: Fri, 25 Oct 2019 18:00:01 +0900 (JST)

--------------------------------------------------------------------
メールマガジン スクラムネット No.89  
--------------------------------------------------------------------
【配信元】福井県発達障害児者支援センター スクラム福井 



【もくじ】

1..... 発達障害の事例で考えるワンポイント

2..... セミナー・研修会などの案内

3..... その他のお知らせ



◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆


秋も深まり、けやき並木も色づき始めましたが、
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。

朝方はずいぶん冷え込むようになってきましたね。

さて、先日の台風では改めて災害の怖さを思い知りました。
普段から意識して、準備できることはしておきましょう。
(※災害時の準備については、
メールマガジンNo.79に記載されています。)


それでは、
発達障害の事例で考えるワンポイントです。



【発達障害の事例で考えるワンポイント】

対人援助の基本は
自己理解と他者理解、そして
数々の事例から
実践例を学ぶことだと思います。

以下事例を参考に、
少しでも学びのお役に立てれば、と思います。



Q:普通高校2年生男子の担任です。
本人には自閉スペクトラム症の診断があります。

高校卒業後は就職を考えており、
今年の夏休みには
企業でインターンシップをさせてもらいました。

これまでアルバイト等をしたことはなかったので、
初めての「働く」経験でした。

インターンシップ終了後、
企業の担当者からは
「作業は慣れればできるようになったが、
基本的な挨拶ができないことが課題」
と言われました。

確かに本人はコミュニケーションが得意ではなく、
目が合わないですし
社交辞令的な挨拶は苦手としていますが、
とても真面目な性格で、
提出物などは忘れずきちんとできています。

これから本格的に就職活動を始めるにあたって、
やはり挨拶ができるようにしないと
厳しいでしょうか。 


A:自閉スペクトラム症の診断がある方で
挨拶を苦手とする方は、
多くいらっしゃいます。

理由としては、
・挨拶すべき状況やタイミングが分からない
・挨拶するべき人が分からない
(中には人の顔を覚えられない方も)
・場に適した挨拶の言葉が分からない
・そもそも挨拶の必要性を感じていない等
が考えられます。

挨拶をできるようにするためには、
まずご本人に一般常識・知識として
挨拶の大切さをお伝えし、
挨拶が苦手な理由を
一緒に探るところから
始めてみるとよいかもしれません。

例えば挨拶する相手や状況が分からないのであれば、
最低限の挨拶をする相手・
挨拶する時間や場所等を
ルール化して練習を重ねると、
時間をかけて徐々に
挨拶ができる機会を
増やしていける可能性もあります。

ただし、
この練習で身に付けることができるのは、
あくまでもいくつかの「パターン」です。

実際はそのパターンだけでは
対応できないことが必ず出てきますし、
「苦手な挨拶をできること」
にこだわりすぎてしまうと、
ストレスの元となり
ご本人の本来の良さが
発揮できなくなる恐れも出てきます。

社会人として仕事をしていくにあたって、
挨拶ができることはとても大切な要素ではありますが、
最優先事項ではありません。

雇っていただく企業の方にとって
まず優先されることは
「与えられた仕事を行えるようになること」
かと思います。

就職活動にあたっては、
ご本人や学校から企業に
真面目な性格等の良い点をアピールするとともに、
「挨拶ができないのは障害の特性」として、
理解と配慮をいただけるような説明をすることが、
苦手なことを強いられることを避けたり
ご本人への誤解を生まないために、
とても大切です。

また挨拶が苦手なことは
簡単に変えられることではないですが、
ご本人が挨拶の苦手な自分のことを
同僚の方に説明ができたり、
挨拶について分からないことを
素直に相談することができたり、
仕事に慣れて余裕が出てきたら
可能なところから
挨拶にチャレンジできるようになると、
「配慮を受けるだけでなく、
ご自身でも努力をされている」
と受け止めてもらえ、
本来の「挨拶」の目的である、
職場でのよりよい人間関係構築に
つながっていくのではないかと思います。


◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆



【セミナー・研修会などのご案内】

それでは
今後開催予定のセミナー・研修会予定の情報について
お知らせいたします。



〇ちち☆ははサポートクラブ
スクラム福井では、
発達障害のお子さんを育てられている親御さんたちの集まりを
定期的に開催いたしております。

日ごろのお子さんの様子や子育ての悩み、
保育所や学校のことなどを語り合う場を提供し、
親御さんの仲間づくりのお手伝いができれば・・・
と思っています。


主催:福井県発達障害児者支援センター スクラム福井

令和元年度
10月30日(水):越前(越前市福祉健康センター)
11月7日(木):福井(福井市健康管理センター)
11月13日(水):敦賀(あいあいプラザ)
11月14日(木):大野(結とぴあ)
1月25日(土):小浜(サンサンホーム)
2月12日(水):敦賀(あいあいプラザ)
2月13日(木):勝山(すこやか)
2月18日(火):福井(福井市健康管理センター)

参加・ご利用時間は10:00〜12:00までのお時間となります。

※詳しい内容は詳細決まり次第
スクラム福井HP ちち☆ははサポートクラブ
に掲載する予定です。



〇発達協会主催 2019年 実践セミナー開催のお知らせ
発達障害・知的障害のある子どもへの理解、指導・支援法、
また保護者への理解・支援等について、
実践豊富な講師陣から学ぶセミナーです。
各セミナーは1日単位の開催で、1講座からお申込いただけます。
「心理検査」、「遊び」、「音楽療法」、「感覚」、
といったニーズの高いテーマのほか基礎講座、
また「感情と欲求・動機付け」をテーマにした
セミナーも新規開講いたします。
皆様のご受講を心よりお待ちしております。

対象:特別支援学校・特別支援学級・通常学級(通級)、
幼稚園・保育所、児童発達支援事業・放課後等デイサービスの先生、
OT、ST、公認心理師、心理職、指導・支援員、保健師、ご家族等 

《受講料》各10,000円(税込)(会員9,000円(税込))
会場:東京・有明のTFTビル東館
時間:10:15〜16:20(受付開始 9:30〜)
アクセス:ゆりかもめ「東京ビッグサイト」駅より徒歩1分
/りんかい線「国際展示場」駅より徒歩5分

10月26日(土)
秋4 音楽療法と動作法を用いた発達支援ー心と身体へのアプローチ
S3 知的障害・発達障害のある子のほめ方・叱り方・伝え方
ー合理的配慮の視点も含めて
10月27日(日)
秋5 指導に活かす発達の評価ーWISC‐IVを中心に
秋6 衝動的な行動への理解と対応ー約束の伝え方も含めて
S4 自閉症スペクトラム障害の子どもへの幼児期の指導
ー家族との連携も含めて(35名限定)
11月9日(土)
秋7 遊びを通して発達を促す
ー生活動作、学習、コミュニケーションの力を中心に
秋8 発達障害・知的障害のある子どもの家族への支援
ー児童虐待への対応も含めて
11月10日(日)
秋9 脳の働きをふまえた発達支援
ー「注意」へのアプローチを中心に
秋10幼児期・学童期に育てたい集団参加の力
ー衝動的な子への対応も含めて

★お申込み方法
《申し込み》お電話・FAX・発達協会ホームページから、
お申し込みいただけます。
・電話:03-3903-3800
・Fax :03-3903-3836
・HP :http://www.hattatsu.or.jp/
《ご注意》
・同じ日程で開催されるセミナーを申し込むことはできません。
・申し込みの殺到が予想されるセミナーもございます。
お早めにお申し込み下さい。
《時間》各日10:15〜16:20
《定員》各35名〜250名(定員になり次第、随時締め切ります)
《会場》東京ファッションタウン(TFT)ビル東館
9階研修室 東京都江東区有明3-6-11
《受講料》各10,000円(税込)(会員9,000円(税込))

※詳しくは
スクラム福井HP 他機関の研修会のご案内
をごらんください。



〇福井県自閉症支援者養成セミナー
主催:社会福祉法人 足羽福祉会
(協力:自閉症eサービス@ふくい)
日時:令和元年10月26日(土)から27日(日)
※日程については別紙参照ください
会場:足羽福祉会 法人本部 研修センター
(福井市栂野町20-7)
定員:18名(定員を超えた場合は1事業所につき1名程度)
対象:福井県在住またはお勤めの方で自閉症児者への支援に携わっている方
参加費:15,000円(資料代含む)
申込み:別紙申込書に必要事項を記入(受講動機も添えて)の上、
郵送またはFAX
お問い合わせ先:子ども発達支援センター フレンズあすわ
(0776‐53‐3330 担当:渡辺)

※詳しくは
スクラム福井HP 他機関の研修会のご案内
をごらんください。



〇第122回 日本小児精神神経学会 https://www.jsppn122.jp
マルトリートメント・神経発達症と子育て支援
〜臨床と研究のかけはし〜
事務局:福井大学子どものこころの発達研究センター
会期:2019年11月2日(土)〜11月3日(日)
会場:福井県県民ホール(アオッサ8F)
講演者:マーチン・H・タイチャー氏
(ハーバード大学医学部精神医学教室)
友田明美氏(福井大学子どものこころの発達研究センター)
杉山登志郎氏(福井大学子どものこころの発達研究センター)
※詳しくは案内をご覧下さい。

※詳しくは
スクラム福井HP 他機関の研修会のご案内
をごらんください。



〇福井大学子どものこころの発達研究センター【講演会】
子どものこころを癒す
日時:令和元年11月3日(日)14:00〜15:30(開場13:40)
会場:福井県県民ホール
(福井市手寄1丁目4-1 AOSSA8階)
講演:子育てで一番大切なこと
杉山登志郎 氏
(子どものこころの発達研究センター児童青年期こころの専門医育成部門 客員教授)
質疑応答:子育てに対するQ&A(事前募集)
杉山登志郎 氏
(子どものこころの発達研究センター児童青年期こころの専門医育成部門 客員教授)
友田明美 氏
(子どものこころの発達研究センター発達支援研究部門 教授)
定員:300名
参加費:無料
お申込方法:
※詳しくは案内(添付チラシ)をご覧下さい。

※詳しくは
スクラム福井HP 他機関の研修会のご案内
をごらんください。



〇2019年度 自閉症eサービス@ふくい
「高機能自閉症の人への支援」 連続講座(全3回)
【内容】
日時:11月10日(日) 13:30〜16:00
テーマ:高機能自閉症の人たちへの支援 〜成人期〜
講師:岩井栄一郎氏(立命館大学)

【会場】
福井県社会福祉センター(福井市光陽2丁目3‐22)
※当日の部屋名につきましては、入り口にいるスタッフに聞くか、
案内板をご確認下さい。

【定員】
50名(先着順)

【受講料】
年間パスあり:全3講座4500円(1講座1500円)
年間パスなし:全3講座9000円(1講座3000円)

【申込み方法】
添付の申込書に必要事項をご記入いただき、
自閉症eサービス@ふくいまでFAX
または郵送でお申込みください。

※詳しくは
スクラム福井HP 他機関の研修会のご案内
をごらんください。



〇2019年度自閉症eサービス@ふくい
自閉症支援「ステップアップ」講座
【内容】
日時:12月8日(日) 10:00〜12:30
テーマ:問題行動の理解と氷山モデル
日時:12月8日(日) 13:30〜16:00
テーマ:事例検討1 支援のプロセス

日時:1月19日(日) 10:00〜12:30
テーマ:事例検討2 支援の実施
日時:1月19日(日) 13:30〜16:00
テーマ:事例検討3 生活を支える

【講師】
前野篤史 氏 障がい者サポートセンター スマイルフレンズ
(自閉症eサービス@京都・滋賀)
内田彰夫 氏 ぽると(自閉症eサービス@ふくい)
【会場】
福井県社会福祉センター(福井市光陽2丁目3-22)
4階 第1・2研修室
【定員】
50名(先着順)
【受講料】
年間パスあり:無料
年間パスなし:全4講座12000円(1講座3000円)
【申込み方法】
添付の申込書に必要事項をご記入いただき、
自閉症eサービス@ふくい事務局までFAX
または郵送でお申込みください。

※詳しくは
スクラム福井HP 他機関の研修会のご案内
をごらんください。



◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆



【その他のお知らせ】

〇ADHDのお子様を持つ母親へのペアレント・トレーニング
研究参加者募集
主催:福井大学 子どものこころの発達研究センター

「たくさん褒めて育てたいのに、つい叱ることのほうが多くなってしまう」
「わが子の行動の意味を知りたい、よい関わり方が分からなくて困っている」
「子育てをより楽しむ方法を知りたい!」
そんな子育て中のお母さんをサポートするための【ペアレント・トレーニング】
に参加してみませんか?

対象者:ADHDの症状が顕著にみられる6〜12歳(小学生)のお子さんを持つお母さん
条件:全13回(週1回・約2時間)のプログラムに全て出席可能な方
   親子パスタづくり(計2回)・インタビュー・アンケート
   
トレーニング内容:
・ADHDとは?原因や症状・治療について学ぼう
・お母さん自身のストレスとの向き合い方のコツを学ぼう
・ADHDのお子さんの行動に対する効果的な対処法を知り、実践してみよう
日程:2019年 11月から(参加者随時募集) 
   ※日程は後日要相談
研究協力費:全13回参加 全2回親子パスタ作り 17000円分の商品券
      

※詳しくは
http://www.med.u-fukui.ac.jp/CDRC/download/20180828_RISTEXrecruit.pdfをごらんください。



◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆

-------------------------------------------------------------
発行 福井県発達障害児者支援センター スクラム福井
お問い合わせ info@scrum-fukui.com
ホームページ http://scrum-fukui.com/
-------------------------------------------------------------

================================================================
■本メールマガジンは、ふくいナビメルマガ発行機能を利用しています。
 http://www.fukui-navi.gr.jp/
■購読の解除は、以下のURLからお願い致します。
 http://www.fukui-navi.gr.jp/mm_detail.php?ml=scrum-fukui
================================================================

ナビツール
メルマガ、ML、掲示板が持てる、使える。
メールマガジン メルマガで情報発信
メーリングリスト 初心者でも簡単運営!
掲示板 広告が入らない掲示板
ここがお勧め!
全メールでウイルスチェック
個人情報を開示しません
メールに広告が入りません
初めてでもらくらく運営
内容をデータベース化
困ったときでも身近でサポート
週刊!ふくいナビ
毎週月曜日、ふくいナビの情報の中からタイムリーな情報をメールでお届けします!
メールマガジンに登録する E-mail:
メールマガジンを解除する E-mail: